こんにちは、工務の西田です。
先日、松葉さんと一緒にYKK AP株式会社主催の【一次エネルギー消費量 計算勉強会】に参加しました。
住宅でエネルギー??
と疑問に思われるかもしれませんが、東日本大震災の後、社会的・政治的に省エネの動きが進んでいます。
さらに地球温暖化の原因の一つに挙げられている、CO2排出量は減らしていくべきだと言う主張はよく聞きますね。
この事を踏まえて住宅業界に目を向けると、
住宅・建築業界は日本の全エネルギー消費の3割以上を占め、CO2排出量も年々増加傾向にあるそうです。
そして昨年、省エネルギー基準が以下のように改正されました。
以前の基準は、国が定めた以上の性能の断熱材を使えばOKと、簡単で分かりやすいものでしたが、
改正後は住宅一件ずつエネルギーの計算をしなさい。に変更になり、更に2020年以降は計算結果が基準に満たない家は造れませんよ。
最終的には低炭素住宅、もっと言えば、ゼロ・エネルギー住宅を目指しましょう。と国の方針が定まったと言うことです。
そこで、穂高住販でもこの法律に対応すべく、私と松葉さんとで大阪の本町にあるオフィスで、2時間かけてしっかり勉強させて頂きました。
今回、下居分譲地にて建築予定のとある新築住宅を例にしました。
アドバイザーの青木さんに教えていただきながら、住宅の外皮面積を算出し、標準設備のアルミ窓(Low-Eガラス)と断熱材(アクアフォーム)の熱貫流率をエクセルに打ち込むと……
外皮平均熱貫流率がまさかの不適合でびっくりしましたが、まだここで半分です。
この数値に【冷暖房・換気・照明・給湯器・家電などの一次エネルギー消費量】を加味すると……
無事基準値をクリアすることが出来ました!
ちなみに省エネ基準より10%厳しい数値ですが、住宅ローン控除の優遇やフラット35Sの金利Aプランの適用が受けられる低炭素住宅の基準に適合するには、
アルミより断熱性に優れた、樹脂窓に変更
発電可能な給湯器(エネファーム)の利用
など、よりエネルギー消費量を抑えつつ、
<太陽光発電の設置 or 節水式の水栓の利用>
どちらかを採用すると基準をクリアできます。
余談ですが、その後YKK APの窓や建材を見学もさせて頂きました!
【夏の暑さと、冬の寒さの伝わり具合が、樹脂窓とアルミ窓でどれだけ違うか】
が体験できる装置があり、そちらが特に印象的でした。
結露しないのも樹脂窓の大きな特徴の一つですが、手で触れただけでも温度の違いが分かるほどで、エアコン代の節約にもなりますね。
個人的には、APW330の引違い窓の鍵がすっきりしたデザインで好みです。
※こちらは明日上棟の下居分譲地モデルハウスで採用予定ですので、お楽しみに
京都府宇治市広野町西裏38−3
0774-41-7000
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